チヌは沿岸に生息する魚で、水深50m以内の浅い海の、海岸の磯根や捨て石周り、沖合の漁礁や漁港内や港湾の内側・河川の河口部・養殖イカダ周辺など生ざまな環境に適応して居ます。
河川内にも遡上してきます。
身を隠せたり、身を寄せることが出来る場所の周辺に好んで生息しています。
下関市
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山口市
防府市
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福津市
勝浦漁港・津屋崎漁港・津屋崎 破れ波止・地磯・福間漁港・西郷川 河口周辺
古賀市
新宮町
地域やポイントにより若干異なりますが、厳冬期以外は、各地で狙われています。
春の乗っ込みシーズンには、各地で大型のチヌが釣り上げられています。
海釣りの人気ターゲットで、北海道の積丹半島以南の日本各地の沿岸に生息しています。
幼魚ほど塩分濃度の低い内湾や河口部などの汽水域に居る傾向が強く、5~20匹程度の群れで行動することが多いですが、成長にしたがい、単独行動を取ることが増えてきます。
満1年で全長約12cm。2年で約19cm。3年で23cm。4年で28cmに成長します。
産卵期は3~7月頃で、この時期に荒喰いすることが多く、各地で大型のチヌが釣り上げられています。
カニ・エビ・などの甲殻類、ウニ、貝、イソメ・ゴカイ類などを主食しているが、小魚も捕食しています。
好奇心の強い雑食性で、サツマイモやミカンなどを餌にする地域も有ります。
視覚は発達していて、好奇心が強い反面、警戒心も強い魚です。
フカセ釣り
チヌ狙いでは、一番ポピュラーな狙い方で、チヌ同様にクロも狙えます。
撒き餌を使って、チヌを寄せて、撒き餌と仕掛けを同調させて、仕掛けに付いている餌をチヌに食わせます。
撒き餌にエサ取りの小魚が寄ってくるので、撒き餌を投げ分けて、エサ取りとチヌを分離させてチヌを狙うので、撒き餌を上手く投げ分け、潮の流れを読むことがポイントになります。
落とし込み
港湾や沖波止などの水深が有る場所で、短い専用の落とし込み用のタックルを使用して、カニやイガイ(カラス貝)などを餌にして狙います。
基本的におもりは付けずに、餌の重さだけで自然に落としていき、ラインに出てきた変化でアタリを取ります。
岩壁などの際に付いている、カニやイガイなどが落ちてくるのを海底付近でチヌが狙っているので、餌を自然に落としていくのが、ポイントになります。
ダゴチン釣り
養殖イカダなどに生息いているチヌを狙う方法です。
各地に釣りが可能な養殖イカダが有るので、そこで狙います。
筏釣り用の短い専用のタックルを使用し、針に生きたエビなどを餌に使用します。
エビを付けた針の周りを、撒き餌と海底に仕掛けを沈めるおもりを兼ねた団子で固めて海底に落とし込みます。団子の中に生きたエビを一緒に包み込むことも有ります。
海底で、団子割れて中の付け餌が、飛び出し、団子に寄って来たチヌが、付け餌のエビに喰いついてきます。
チニング
最近、多くの方が狙い始めた釣り方で、フカセ釣りや落とし込み・ダゴチン釣りが有る程度水深が有る場所を狙うのに対して、チニングでは、ルアーで河口部やサーフやゴロタ場などの水深が浅い場所を狙うことが多いです。
水深50m程度の場所でも狙えるので、今までチヌ釣りで狙っていなかったような場所も新たなポイントになって来ています。
ジグヘッドにクロー系のワームを取り付けて、海底をずる引きしたり、クランクベイトで底を叩くように引いたり、主に海底を意識して狙っていきますが、夏場や浅場では、ポッパーなどのトップウォータープラグでも狙えます。
投げ釣り
フカセ釣りで釣りにくい所や、届かないようなポイントでは、投げ釣りでもチヌは狙われています。
フカセ釣りでは届かないような遠くの駆け上がりや、砂浜の中に有る遠くのポイントは・河口域の浅場などは投げ釣りで狙います。
基本的に、ポイントへ仕掛けを投げ込んだ後は、置き竿でチヌのアタリを待ち、向こう合わせで針掛かりすることが多いです。
フカセ釣り
磯竿の1号前後に竿の長さが5m前後のものを釣り場や釣れるチヌの大きさなどにより使い分けていきます。
リールは小・中型のスピニングリールを使用します。
専用のレバーブレーキが付いたものが有るので、レバーブレーキが有れば細いと仕掛けで、大物チヌと安心してやり取りが出来ます。
道糸は2~4号で棒ウキや円錐ウキなどを取り付けてウキ止めのでウキ下の深さを調節します。
サルカンでハリスを接続し、ハリスは1~2号を2~2.5m取り付け、ガン玉のB~5Bを1~3個取り付けて、ウキの調整とハリスを落ち着かせて、撒き餌と同調するようにします。
落とし込み
落とし込み専用の短竿が有るので、その竿を使います。
リールも専用のフライリールのような落とし込み用のタイコ型リールが有ります。
道糸は2.5m程度でラインの変化が分かりやすいように、蛍光ラインを使用したり、目印を数か所取り付けたりします。ご苦笑のサルカンにハリス1.5~2.5号を1m前後取り付けます。
流れが有る場所や、餌が軽くて流される場合には、ガン玉のB~5Bを取り付けて沈む速度を調節します。
ダゴチン釣り(カカリ釣り)
ダゴチン釣りも専用の短竿に、タイコ型の専用リールが有ります。
道糸とハリスは通しで1.5~2号でガン玉を必要に応じてB~5Bを取り付けます。
針はチヌ針の2~7号でエサ取りや狙うチヌのサイズに合わせて選択します。
チニング
最近では、チニングの人気も高まってきたので、専用の竿も販売されています。
普段、海でルアー釣りをしている人は、チヌのサイズが小さい場合や、障害物などが無い場所では、アジングやメバリングのタックルでも釣りが可能で、シーバスタックルなライトなものでも流用出来ます。
ブラックバス用のスピニングタックルでも流用が可能です。
既に、こういった手持ちのタックルが有れば、まず、手持ちのタックルで釣り始めてから、自分の狙い方に合ったチニングタックルを、買い求めていくといいと思います。
ラインはPEラインの0.6~1.2号程度でリーダーに1.5~2.5号を1~1.5m程度接続します。
投げ釣り
通常の投げ釣りに投げ釣り用のタックル(3.6~4.5m程度のおもり負荷20~30号の竿に投げ釣り用リール)でいいです。
仕掛けは、市販の3本針の投げ釣り用仕掛けを使用してもいいですし、3~5号程度の長めのハリスにチヌ針2~7号程度を1本付けた仕掛けで狙うことも出来ます。
チヌ釣りのタックル・仕掛けは、使用する餌や釣り場などに応じて、いろいろなバリエーションが有るので、わずかなスペースでは表現出来ないので、いずれ特集を組もうと思っています。
フカセ釣りでは、オキアミ・モエビなどの一般的な餌から、コーンやさなぎ・ミカン・スイカなど地域に応じた餌を使用したり、エサ取りに強い練り餌など、多くの種類の餌を使用します。
その日の条件に合うように、数種類の餌を持参することも有ります。
撒き餌もアミエビに各種配合餌を混ぜるので、沈下速度やバラケル速さなどや集魚効果など様々な種類が有ります。
ダゴチン釣りでは、生きたモエビを使うことが多く、モエビを使うので、チヌだけでなく、シーバスやメバル・マダイなど掛かることが有ります。
落とし込み釣りでは、カニやイガイの他にフジツボやカニのルアーやクロー系のワームなどを使用することも有ります。
投げ釣りでは、本虫や青ケビなどを使用します。エサ取りが多い時にはコウジを使うと餌取り対策になります。
ジグヘッドにクロー系のワームを取り付けたリグが一般的で、これで海底をずる引きしていきます。
根掛かりが少ない所では、クランクベイトで海底にクランクベイトのリップが当たるように引くと、リップが海底に当たった時に不規則なアクションをしてチヌを誘い、反射的に食わせます。
水深が浅く、根掛かりが多い時はや夏場はポッパーなどのトップウォータープラグも有効です。