堤防の際や漁港・岩場等で狙えます。
回遊魚ではなく、その場所に居ついていることが多いので、1度釣れた場所で釣れることが多いです。
1年中狙えます。
特に冬場になり、他の釣り物が無くなった時に、穴釣りなどで狙う人多く居ます。
個人的には、ルアーなど狙うには、6~11月頃までが狙いやすいように思います。
カサゴは日本近海に広く分布し、水深300mまでの海藻の繁った岩礁地帯に生息しています。岩の隙間などに身を隠して、落ちてくる餌や小魚を狙っています。
体色は、それぞれの生息する海底の色に近い色に変化します。水深数メートルの浅場では、黒褐色で、水深が深くなるほど赤色に変化していきます。
魚体に対して頭と口が大きく、大きな口で小魚などを丸のみにします。
背びれには鋭いトゲがあり、特にオニカサゴのトゲには毒があるので、釣れた時には注意が必要です。
1つの穴に何匹も同居している時があり、潮上に向かって酸素補給をしながら、流れ落ちてくる餌や小魚を待ち伏せています。
餌を取るをすぐに反転し、自分の穴に戻ろうとします。動きの速い餌よりも遅い餌を好みます。
キジハタは本州中部以南に生息し、主に岩礁帯に生息しています。岩の隙間などに身を隠していますが、カサゴよりは活発に餌を探して泳ぎます。
体色は、赤身がかった褐色地の体側面に小豆色の小さな斑点がびっしりと並びカサゴよりも細長い体型をしています。
岩礁帯や防波堤の捨て石周りなどに生息し、肉食でエビやカニなどの甲殻類や小魚を食べています。
山口県では、現在、キジハタ(アコウ)の稚魚の放流が行われています。
30cm未満のキジハタ(アコウ)は採捕禁止となっていますので、もしも釣れた時には、リリースをお願いします。
カサゴとよく似ていて混同されていることが多いが、カサゴに対して色が濃く黒っぽいことが多い。
浅場で見られることが多く、岩場に隙間などに身を隠して、甲殻類や小魚を捕食している。
日本各地の岩礁帯也堤防際の捨て石周辺など水深1~30mまでに生息している。
音などの振動に対して敏感な魚である。
通常ブラクリを使った探り釣りで狙うことが多い。
小魚や甲殻類・ゴカイなどを餌にしています。
近年、海水温の上昇の影響か、西日本以南では、余り姿を見かけなくなってきています。
カサゴやハタなどのロックフィッシュは、名前の通り岩場に生息していて、普段は岩陰や岩と岩と間などに身をひそめて、自分の身を守りながら、餌となる小魚や甲殻類がやって来るのを待ち受けています。
だから、根掛かりを恐れていては釣りになりません。上記の写真の囲みの部分のような岩の隙間などにワームなどのルアーや、ブラーやブラクリなどに、サバやサンマの切り身などを付けた仕掛けを入れて釣ります。
ワームを使った釣りも、切り身を使った釣りも基本は、岩の間や岩陰・テトラポットの間などを狙って釣りますので、釣り方にさほどの違いはないと思います。
ただ、ワームだと積極的に動かして誘ってやらないと、なかなか魚が喰いついて来てくれません。
切り身を餌にした場合は、岩の間などに仕掛けを落とし込んだ後、しばらく仕掛けを止めて、魚が餌の匂いで寄って来る間を取った方がいいと思います。ただ、足元の岩場であれば、仕掛けを止めて置けますが、キャストした場合は、仕掛を止めたままにしておくのが難しいので、キャストして沖の岩場を狙う場合はワームを、足元の岩場は切り身を使うなど、使い分けてみるのもいいと思います。
ワームで沖の岩場を狙う場合は、キャストして、ワームが着底したら糸ふけを取ります
。キャストした後、ワームが底に着くまでの間に、魚が喰いついてくることも多く有りますので、気を抜いていると、当たりを見逃してしまい、魚に根に入られてしまうので、見逃さないようにしましょう。底付近に有るワームをロッドを立てて、ロッド1本分くらい浮かせた後、再び底まで落としていきます。中層付近まで追って来ることも有りますが、ワームが底付近で動いているほうが当たりは多いです。ほとんどワームを落としている時に、魚が喰いついてきます。
当たりは、手元にはっきりと分かる当たりで竿先を引き込んできます。一呼吸置いて強めの合わせを入れます。合わせが決まり針掛かりしたら、魚は根に逃げ込もうとするので
、強引なやり取りをしないと根に入られてしまいます。水面まで浮かせてしまえばさほど抵抗しなくなるので、水面に浮かすまでが勝負です。
ロックフィッシュに使用するタックルで使いやすいのは、スピニングタックルです。
ロックフィッシュ専用のタックルも各社から販売されていますが、それほど、ロックフィッシュは釣りに行かないという方は、シーバス用やエギング用のタックルなどでも流用出来ます。
ロックフィッシュ専用のタックルを揃える場合には、狙うサイズの応じたロッド選択します。
小形のカサゴを主体に狙うのに、大型のハタ(ハードロックフィッシュ)用のタックルを使用しても、アタリは取りにくくなりますし、ロッドが硬すぎる為、喰い込みが悪くバラス原因になります。
逆に、大型のハタを狙うのに、ロッドのパワーが無いと、根から魚を引き離すことが出来ず、魚をキャッチすることが出来ません。
ロッドの長さは、遠投が必要な場合や、足元や磯際に沈み根などの障害物が有る場合には、障害物を避ける為、長めのロッドが必要になります。
障害物が多い所では、強引にやりとりする為に、硬めのロッドが必要になる場合が有ります。
ラインは、現在多くの釣りでPEラインが主流になっていますが、ロックフィッシュ狙いでも、ナイロンや・フロロカーボン系などよりも飛距離が出て、糸よりが出にくく、感度の良さやラインに伸びが無いので強引にやり取りが出来る等の理由でPEラインはメインに使えるラインです。
しかし、根ずれには弱く、先端にリーダーを取り付ける必要が有り、根掛かりが多発するロックフィッシュゲームでは、何度も釣り場でリーダーを結束する必要が有ります。
ナイロンとフロロカーボン系のラインでは、ナイロンは水の浮き、伸びが有るため感度が悪く、根ずれにも弱いので余りロックフィッシュゲームには向いていません。
フロロカーボン系は、水に沈み、感度も良く、根ずれにも強いので、ロックフィッシュゲームに向いていますが、糸よりが付きやすく、飛距離が余り出ません。
遠投が必要な場合や障害物が少ない場所はPEラインで遠投の必要がなく、障害物が多い場所では、フロロカーボン系のラインと使い分けていくといいと思います。
リールはロッドとのバランスの取れたもので、ハタ類と強引なやり取りをするので、剛性の高いものが向いています。ワームを使う場合が多いので、それほど遠投は出来ないので、3000番前後の大きさで充分だと思います。
ベイトタックルは、他の対象魚から流用できるものは少ないので、基本的にはロックフィッシュ専用のタックルを購入します。
ベイトタックルもスピニングタックル同様に、狙うロックフィッシュのサイズに合わせたタックルを準備します。
ベイトタックルがスピニングタックルに比べて有利な点は、
1.ピンポイントで狙った時のコントロール性能
2.ワームを落とし込んでいく際に、リールをサミングしながらフォールスピードをコントロール出来ること
3.フォール中のアタリを取りやすいこと
4.リールにパワーが有るので、スピニングタックルよりも強引なやり取りが出来る
5.ラインに糸よりは入りにくい
6.ワームにアクションを加えやすい
などが挙げられます。
逆に不利な点は、
1.ベイトタックルになれていない場合や強風時にバックラッシュしてしまう
2.スピニングタックルに比べると飛距離が出にくい
3.軽めのリグが使いにくい
などが挙げられます。
リールは、ロッドとのバランスが取れたものを選択しますが、最新の製品はどんどん性能が上がり、バックラッシュしにくくなり、軽めのリグでも使いやすくなっています。
少し練習すれば、すぐに使いこなせるようになると思います。
ラインは、基本的に糸よりが入りにくい構造なので、PEラインでもフロロカーボン系のラインのラインでも問題なく使用できます。
よく行く釣り場の状況に合わせたラインを選択してくださいね。
海底中心を狙うことが多いので、中通しのシンカーとワームを組み合わせた、テキサスリグが基本になると思います。
ロッドとのバランスや釣り場の水深や飛距離・風などを考慮して、5g~35g程度の重さのシンカーを使用します。
フックは、根掛かりしにくい、オフセットフックを使用します。
フックとシンカーの間に、集魚用のビーズ等を入れる方も居ます。
ワームは、エビやカニ類を模倣した、クロー系や小魚に似せたシャッド系などが使いやすいと思います。昔、ブラックバスを釣っていた方は、ブラックバス用のワームでも全然問題なく釣れます。私も昔のブラックバス用のワームを現在使っています。
フグなどに喰いちぎられることが多いので、ワームは消耗品として考えた方がいいと思います。
ワームやシンカー・フックなどは、根掛かりが多い釣りなので、多めに持っていく必要が有ります。
海底に障害物が少ない場合や、ハタ類が中層まで浮いている場合は、メタルジグなどでも狙うことが出来ます。メタルジグが海底付近にいる時間を長くし、通常のジギングよりもスローに誘うといいと思います。
カサゴは綺麗な白身の魚なので、刺身で美味しく食べれます。
身が引き締まっているので、新しいものは薄造りで!!
カサゴは、唐揚げにすると最高に美味しいですよ!
3枚おろしにした後の残りの中落ちも、お味噌汁などの汁物で、美味しくいただけますよ!