マイワシの丸干しは、スーパーや魚屋さんなどで見かける機会が多いですが、開きの一夜干しは余り目にする機会が無いので、いつも手作りしています。
塩は控えめで、半乾き程度の干し具合にすると身がプリプリで美味しいですよ!
手開きで捌けるので、初めてでも簡単ですよ!!
マイワシの手開きの仕方
イワシの身は柔らかいので、頭を切り下して、腹に切れ目を入れた後は、包丁を使わずに、手で開いていくことが出来ます。
手のみで、全て行う方法も有りますが、ここでは、包丁も使う方法を紹介しています。
初めて魚を捌く人にも簡単に出来ますよ!
①イワシの尾から頭に向けて包丁の背でウロコをこそぎ取ります。
身が柔らかい魚なので、力を入れ過ぎると皮が破れてしまうので、力を入れ過ぎないようにします。
②イワシの頭を胸ビレの下、辺りから切り落とします。
③イワシのお腹の下部分は硬いので、お尻の辺りから頭の付け根に向けて、腹側を薄く三角形に切り落とした後、水洗いします。
④親指の先で頭から尾に向かって、中骨の上をしごくようにして身を外します。
⑤背の部分を破らないように、開いていきます。
片側に中骨がついたまま、開いた状態です。
⑥中骨の下に指を入れて、左手で中骨を持ち上げるようにして、身から中骨を外していきます。
⑦尾まで中骨を身から外したら、尾の付け根の辺りで包丁で切ります。
⑧イワシの手開きの完成です!!
1匹目はうまくいかないかも知れませんが、2~3匹目には慣れて上手に出来るようになりますよ!!
マイワシの一夜干しの作り方
⑨手開きにしたイワシに塩を振りかけていきます。
ムラが出ないように塩をふった後、冷蔵庫で15~30分程度置いて塩を身に浸透させます。
⑩15~30分経過後、流水で身の表面に付いている余分な塩を洗い流します。
キッチンペーパーなどで、表面の水分をふき取ります。
⑪余分な水分をふき取った後、干し網に、重ならないように並べて、1晩から丸1日程度干していきます。
⑫表面が乾いて手にくっつかなくなったら完成です!
保存目的の場合は、もう少し乾燥させてもいいですが、すぐに食べる場合は、余り、水分を抜かない方が美味しいですよ!
⑬グリルなどで空いたら完成です!!
開きにしてあるので、身が薄くなっています。
すぐに火が通ってしまうので、焼き始めたら目を離さないようにした方がいいですよ!
こちらのイワシ料理もいかがですか?
マイワシのミリン干しは、開きになった物が、スーパーや魚屋さんでよく売られていますが、味が濃い過ぎたり、干し過ぎで身が硬かったりすることがよく有ります。
手造りすると、自分好みの美味しい身がプリプリのミリン干しが簡単に出来ますよ!
マイワシの頭と内臓を取り除いて、煮汁で煮るだけです!
マイワシは、イワシの中では大きい方なので、カタクチイワシなど違って多くの魚を捌く必要は有りません。
時間が無い時のかんたん料理です!
マイワシは春から初夏にかけて産卵します。
秋から冬の時期には、お腹の中に、卵や白子が入ってることが有ります。
余り、量は多く有りませんが、煮付けにすると食べることが出来ますよ!
少し苦みが有って、お酒のお供に最適ですよ!
カタクチイワシは、「目刺し」でよく販売されています。
一般的に販売されている「目刺し」は内臓を取り除いていませんが、魚臭さや苦みが苦手な方は内臓を取り除くと、スッキリとした味わいになり、青魚が苦手な方でも食べやすくなりますよ!
イワシが健康にいい理由は・・・
イワシには、脂質は、DHAやEPAと言われる高度不飽和脂肪酸の割合が高く、健康に良いことで知られています。
ちなみに、DHAは脳の発達を施し、記憶力を高めてくれる効果が期待できるので、育ち盛りの子供には必要な成分です。
子供だけでなく、記憶機能が劣っていく高齢者の老化防止にも効果が期待できると言われています。
EPAは血中コレステロールの増加を抑制する働きがあると言われています。
その為、血液をサラサラにして流れやすくする効果が有り、脳血栓や心筋梗塞なの成人病の予防効果が期待出来ます。
イワシを釣ってみませんか?
イワシは、秋から冬の時期に岸壁や漁港などに接岸してきます。
アジと同じように、サビキ釣りで初心者でも簡単に釣ることが出来ます。
イワシが回遊している場所が分かれば、アジと同様の釣り方で狙えるので、アジの釣り方を参考に掲載しています。
こちらの干物造りもいかがですか?
体長20cmくらいまでの大きさのタイは、背開きにして一夜干しにすることが出来ます。
干すことによって、身の中の水分が抜けて味が凝縮されていて、タイの味が濃く感じられて美味しいですよ!