ワカサギ釣りというと、氷の上で穴を開けてその穴から釣るイメージが強いですが、山口県周辺には、人が乗れるような氷が張る湖は有りません。
湖の岸や釣り桟橋・貸しボートなどで釣りをします。
下関市
豊田湖 豊田湖畔キャンプ場内・釣り桟橋(貸しボート1日2,800円・桟橋使用料1人200円・貸し竿300円で仕掛けや餌等の販売しています)
以前豊田湖に有った山本ボート店は現在、営業していません
宇部市
小野湖 (貸しボートや釣り桟橋等の有料の施設は有りません)
春に産卵後、生まれた稚魚が大きく成長し、水温が下がりだすと、群れを作って湖の沿岸部などに回遊してきます。
例年、11月頃から釣れ始めますが、本格的に釣れだすのは、12月に入ってからです。
3月中旬頃まで釣れますが、良く釣れる時期は、2月上旬頃です。
豊田湖では、例年2月上旬ころに、ワカサギ釣り大会が開催されています。
淡水魚と思われているが、淡水系・気水系・降海系の3種類のワカサギが居ます。
他の環境に同化するので、降海系のワカサギを淡水に放流しても問題なく環境に適合します。
本来は太平洋側では利根川以北・日本海側では島根県以北の沿岸や汽水域に生息し、産卵期だけ川を遡上していましたが、現在では、各地で放流されて自然繁殖が行われている湖も有ります。
肉食性で、川や湖などでは、動物性プランクトンやアカムシなどを主食にして、水温が低下する冬期でも活発に餌を捕食しています。
早朝や夕方に群れで餌を求めることが多いので、この時間帯が狙い目です。
通常、満1年で成熟し、1~4月頃に水草や砂礫地に産卵します。
産卵後、オスは死にますがメスは2~3年生き続け、中には4年程度生きて全長15cmに達するワカサギも居ます。
基本的には、桟橋やボートの上から、5~7本程度の針が付いた胴付き仕掛けを、水中に沈めてアタリを取ります。
ワカサギの泳ぐ棚を見つけて、その棚に仕掛けを入れてアタリを待ちます。
朝・夕は棚が浅いことが多く、昼間は底付近のことが多いですが、その日の天気や水温・気温などにより、棚が変わってくるので、ワカサギが回遊して来る棚を見つけ出してくのが数釣りのポイントになります。
アタリは魚体が小さいので、大きなアタリは出ませんので、集中していないとアタリを見逃してしまいます。
ワカサギの群れを寄せるために、撒き餌を使用するのも有効です。
桟橋やバーとなどが使用できず、岸から釣る場合で、足元に仕掛けを投入出来ない場合には、胴付き仕掛けにウキを付けてウキ釣りで狙うことも出来ます。
この場合もワカサギの回遊する棚にウキ下を調節していきます。
こまめにウキ下を調節して、ワカサギが回遊する棚を見つけてください。
ワカサギは魚体が小さく繊細なアタリしか出ませんので、繊細なアタリが取れるように、ワカサギ用の竿を使うとアタリが取りやすいです。
他の竿を流用する場合には、チヌの筏釣り用の竿や、アジングやメバリング用のタックルだとアタリが取りやすいと思います。
長い竿よりも短い竿の方がアタリも取りやすく、使い勝手もいいと思います。
リールは小型のスピニングリールで、ラインは、PEラインやエステルなどが、伸びもなくてアタリが取りやすいと思います。
時々、ワカサギ釣りの仕掛けにヘラブナが掛かることが有るので、ラインが余り細すぎると切れてしまうことが有ります。
針も小さく使用するハリスなども細いので、自作するのは大変なので、市販のワカサギ用の仕掛けを使用します。
初めての場合や慣れないうちは、針の本数が5~7本程度少ない仕掛けの方が絡みにくくて使いやすいです。
慣れてくると、15本前後の多くの針が付いている仕掛けを使用すると、広い棚を狙うことが出来ます。
中には、15本前後の仕掛けを2連結して、より広い棚を狙っている方もいらっしゃいます。
針は、ワカサギの魚体に合わせて調節しますが、シーズン当初は小さめで、シーズンが進むごとに段々と大きくしていきます。
おもりは、1~3号程度で竿に合わせて調節しますが、仕掛けにおもりがセットされているものも有ります。
生きたアカムシ(アカサシ)を使用します。
針に付けた後、ハサミなどで、切れ目を入れてやると、集魚効果が有ります。
袋に入った粉状のワカサギ用の撒き餌が、販売されているので、桟橋などから使用すると集魚効果が有り、集まってきたワカサギの群れを引き留めることが出来ます。